園の特色はそれぞれ特徴が異なります。では自分の子どもにベストな選択をするために、どうすればいいのでしょう?
地域や各々の考え方によって、幼稚園選びを始める時期はさまざまです。見学会などの時期はどうしても重複してしまうのが現状です。
幼稚園を見学することから幼稚園選びがスタートするわけですが、幼稚園で開催されるバザーなどのイベントに参加して様子を見ようと考えると、入園の1年半以上も前から幼稚園選びを意識することになります。一方で、幼稚園で開催される見学会自体は、だいたい入園の半年くらい前に行われることが多く、そこで幼稚園選びをスタートさせる人もいるようです。
一般的には、見学会を終えてから入学願書の配布があり、願書提出、入園選考ののち、晴れて入園という流れになっています。焦る必要はありませんが、慌てないためにも、見学から入園までのだいたいの流れを掴んでおきましょう。
幼稚園を見学したり説明を聞いたりしても、何を重視すべきなのか、なかなかピンとこない人も多いのが現状です。
幼稚園選びでチェックすべきポイントについてみていきましょう。
日々の通学は、雨や雪などの悪天候の日もあります。どんな日でも、保護者が毎日送迎できるかどうかはチェックすべき重要なポイントになります。徒歩や自転車では行けない距離、下の子が1歳未満、妊娠出産予定がある人などは、バス通園できる園がおすすめとなります。
お弁当か給食か、どちらが子どもに合っているのか考えてみましょう。毎日給食だと偏食がなくなる子もいますが、あまりにも偏食がひどすぎて、給食だと食べる物がないから幼稚園に行くのが嫌になる…そんな子供が多いのも実情です。
給食のメニューや量を見て、子どもが食べることができるかどうか考えてみる必要があります。
また、お弁当だと子どもの食べたい物を入れることができるけど、毎日作るのは大変…という方も多いでしょう。
現状は負担になってしまう場合は無理せず給食の幼稚園を選ぶ人も増えています。
パートに出て仕事をされている方は、降園時間に間に合わないことも多々あります。そんなときに、延長保育をしてくれる幼稚園だと助かりますよ。また、定期的に延長保育を利用するなら、保育園や認定こども園と費用を比べてみるのも良いでしょう。
保育園の評判がいいからと思って保育料が家庭の収入に見合っていない園に入ると、周りの方たちとの生活格差があり過ぎてママ友トラブルに苦労する…なんてこともあるようです。
逆に、保育料だけで判断せずに、多少高くても体操や英語、音楽などのカリキュラムが多く、習い事をさせなくて済む分、知育教育に熱心な園を選ぶ方もいます。
親が参加するイベントが多いと、ママ同士の交流も深くなります。
ただそんな付き合いが苦手と思う人や、仕事が休めない人もいるのが現状です。そのような場合、イベントが多すぎる園は避けた方が良いかもしれません。
幼稚園を一日体験できる「プレ体験幼稚園」や見学会、また運動会やバザーなどのイベントに参加することで、実際に幼稚園の中に入り、自分の目でチェックすることができます。
在園児たちがどのような表情で過ごしているか、どんな遊びをしているのか・・・また、それに対応する先生の様子はどうか、など園の中でしか見られない光景がたくさんあります。
多くの子どもは楽しそうか?
緊張し過ぎていないか?
遊具など、興味を持つものがあったか?
そんなチェックが大事なのです。
園では先生が保護者の代わりといっても過言ではありません。見学者への対応はもちろん、園児への接し方、トラブルへの対応など、先生の対応スキルは見ておく必要があります。
園に通うようになると、自分のことは自分でしなければなりません。そのうちの一つがトイレ!最近では洋式のトイレが当たり前になってきていますが、和式トイレの幼稚園もあります。和式トイレだと子供が戸惑って粗相することもありますし、暗い、汚い、臭いトイレで、子供が幼稚園で全くトイレに行かず、降園後に腹痛で通院したというケースもあります。
そのため、設備が子どもに合っているかどうかを、子供と一緒に確認しておくことはとても大切です。
今の時代、園関係者以外の人間が簡単に出入りできるような幼稚園は、防犯対策が万全とはいえません。また、遊具が古すぎないか、耐震対策は万全か、近くに避難場所があるのか、など安全面での確認も忘れずに行いましょう。